4月14日(金)に発生した熊本地震。
被害に遭われたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
その時、埼玉でも揺れたようですが、まったく気づいていなかったので
「震度7」の報道に、信じられない思いでした。
熊本に住む友人一家の住所を確認すると、震源に近い。
それがわかったときは動揺しました。
こういう時、回線をふさいでしまう電話を使ってはダメ。
取り急ぎ友人のFBタイムラインにメッセージを書き込みました。
すぐに返信があり、家族皆無事とのこと。
家も、ライフラインもだいじょうぶとわかり、ホッとしました。
でも、家や家族を失ったり、傷ついた人々がたくさんいることが
だんだんとわかってきました。
熊本で余震があるたびに、繰り返しテレビから響く警告音は、
2011年3月の心理状況をフラッシュバックさせ
襲ってくるなんともいえない不安。
熊本の人たちは、今まさにあのときの恐怖と不安の中にいるのだと、
胸が締め付けられるようでした。
しかも、震源地近くには、日本で唯一稼働している川内原発がある。
なんという皮肉でしょうか。
道路は寸断され、鉄道も飛行機も、新幹線も動かない状況で
原発に万一のことがあれば避難もままならないでしょう。
「なぜ止めてくれないのかわからない」。
熊本の友人が言った言葉です。
500回を越えた余震も、徐々におさまってきているようです。
しかしこれから、復興までの長い道のりが始まります。
福島で避難を余儀なくされた人々が、いまだに10万人以上いる日本で、
次々と新たな災害が起こることを、自然は待ってくれはしないのだと
めまいするような思いです。
災害に遭われたすべての方に
一日も早く平穏な日常がもどることを
お祈りいたします。